1. TOP
  2. 素敵な音楽
  3. 魅惑の旋律にうっとり。虜になるオリエンタリズムの魅力。

魅惑の旋律にうっとり。虜になるオリエンタリズムの魅力。

オリエンタリズムとは、中近東や北アフリカ,アジアの風俗や事物に対する好奇心をいうわけですが、ピート・ラ・ロッカは、オリエンタリズムの中でも中近東のイメージです。

イラクの港湾都市「バスラ」を表題にした曲も収録されているわけですから (o^-^o)

中近東のメロディやグルーヴは、特有な旋律でひきこまれる魅力があります。呪文のように繰り返し聴いていると陶酔してきちゃいます!

とはいえ、ピート・ラ・ロッカのバスラは、こてこての中近東な音楽じゃなくて、それを取りいれたジャズ。エレガントさ、さえ感じます。

現代のように海外旅行もままならなかった1965年当時、ヨーロッパ以外の国々、たとえばイスラム圏や東洋のオリエンタリズムに憧憬を抱くアメリカ人は多かったようだ。

ジャズにおいても、伝統的なヨーロッパ的価値観からの脱却を目指すミュージシャンが増えつつあった。

本盤もちょうどそうした流れにあったブルーノート新主流派を代表する傑作のひとつ。

ピート・ラ・ロッカのバスラの音楽に宿る、オリエンタリズムな魅力をいいなぁと感じ取れたら、きみにもその魅力が宿ったと同じこと。

オリエンタリズムな魅力をもつキミにあの子もきっと虜になるはず (^ー^* )フフ♪